FAX

複合機の上位機種に付加機能としてついているのがFAXです。

後部には電話線を接続する部分、wi‐fi等のインターネット回線に接続してPCFAXという仕組みを利用できる機種もあります。

コピー機能のスキャナを使い画像を読んだ後、データ化して電話回線を使い相手のFAXに送る通常のFAXの他に、PCFAX搭載の機種であれば、読み込んだ写真やパソコンで作成したデータを印刷せずにFAXとして相手に送信できます。PCFAXはその名の通り、パソコンにインストールしたプログラムを使い相手のFAXへ送信するので、複合機のFAX機能が一時的に使えない場合には便利な機能です。但しそのほとんどは白黒で送信されるので画像等を送る場合は要注意です。

複合機のFAXは一般的にスキャナに一枚ずつ原稿をセットし、複数枚読み込むときはその手順を繰り返します。更にその読み取る用紙が表裏の場合はいちいち手間がかかります。そんな時に便利なのがADFです。企業やコンビニで使用される大型のレーザープリンタをお使いの方なら、イメージはしやすいと思いますが、上部にADF(オートドキュメントフィーダ)と呼ばれる機能が付いている場合、複数枚の用紙を自動で順番に読み込んでくれます。最近のADF搭載機の多くには自動両面読み込みの機能がありますので、SOHO等の小規模オフィス等で利用されています。

印刷

次に印刷は複合機としての本業ともいえる作業です。今は家庭用の複合機はそのほとんどがインクジェットという印刷方式を採用しています。インクジェットはその名の通り、液体インクをノズルから用紙に吹き付けて印刷しています。昔の印刷はノズルが荒くとても写真などは印刷できませんでした。複合機は受け取った画像をいかに細かく印刷できるかで性能の良しあしが決まります。その性能は「ヘッド」と呼ばれる部分で決まっています。

今は技術が進み、1兆分の1という意味のピコサイズまでノズルが細かくなり、簡単なメンテナンスで良いインクジェット方式が主流になりつつあります。印刷は綺麗になりますが反面、恐ろしく細かいために、インクが詰まりやすく、長期間使用をしない場合はヘッドクリーニングが必要と言われるのはこの為でもあります。

それでも中には、きれいに印刷できないと言われる方がいますが、用紙にインクを吹き付けるので、いくら高機能な機種を購入しても水分をすぐに吸収できない用紙はにじんでしまい綺麗な印刷にはなりません。インクの水分を吸水する層を持つ「インクジェット専用紙」が表記されている用紙が多種類販売されているのはその為です。

但し家庭用複合機の場合、どのメーカーであれ発売後5年経過した製品は修理不能とされています。5年経過後はインク、用紙以外の消耗品は生産されませんので、ほぼ使い捨てとなります。高耐久な事務用大型カラーレーザーは定期メンテナンスと、高額な部品交換が定期に必要で耐久性は良いのですが、購入価格、インクの価格が軒並み高額なため企業向けとなっています。

コピー

複合機のメインの使用用途の一つであるコピー。コピーと言えばただ同じものを複製するだけと思っている方も多いかと思いますが、実は複合機のコピーには二種類の使い方があります。まずは、皆さんご存知のコピー。スキャナと呼ばれる、読み取り場所に複製元を置くと、同じものを印刷してくれます。写真、用紙、新聞、雑誌の切り抜き、最近はCDの表面の印刷もスキャナから直接印刷可能となりました。

話は若干それますが、紙幣の複製は法律で重罪となります。最近の複合機にはお金をコピーした場合、機械自体にその証拠が記録され以降の利用停止を自動的に行い、ネットに接続されている場合は、その利用履歴をメーカーへ送る機種も販売されていますのでくれぐれもご注意ください。

そのくらいコピー機能を進化させた複合機ですが、それができるのもスキャナの読み取り技術の進化によるものです。どこまで綺麗に読み込ませるのかというのは、スキャナについているカメラの性能になります。コピーの原理は簡単にいえば、スキャナ部分の命ともいえるレンズでカメラの様に画像を読んで複製をプリンターが印刷をすることで出来上がります。その読み込みの綺麗さの値を決めているのが解像度という値。デジカメ同様レンズの種類や読み込み方法によって異なりますが、早い遅い、細かい粗いと機種によって品質の違うレンズがついているので、プリンタの価格も性能も変わります。

またそのスキャナのおかげで、読み込んだ画像を印刷をするだけではなく、パソコンに送る事で写真の扱いとして保存可能になります。

複合機の利用用途

様々な機種がある複合機。どの機種がよいのか悩んでしまうでしょう。その役目は、今までパソコンで製作した文書等の印刷のみだったものに対し、画像読み取り機能として別売だったスキャナーを付け、コピーが可能になった上に、各種メモリスロット内蔵し、パソコンを使わずデジカメで撮影した写真の印刷が可能になりました。

また、その機能を応用しはがきなどのデザインもプリンタのみで行えるように進化を遂げます。更には、パソコンとUSBケーブル等で有線接続していたものが、無線LAN環境内であればwi‐fi接続が可能になり、最近ではスマホが触れるだけで、スマホの保存写真等を印刷することが出来ます。以前は画期的だった、読み取った画像をパソコンに送り、プリンタ付属のプログラムで認識させると、画像に書かれている文章を自動的にワード等のソフトに文字を自動入力してくれるOCR機能も、比較的珍しい技術ではなくなったため、複合機はまだまだ進化の余地は出てくることでしょう。

ですが、家電量販店や専門店で、どの複合機を選べばいいのか悩む場合は多々あるかと思います。価格の差や機能の重視等、必要のない機能までついている物を買わされたという方も多いのではないでしょうか。そんな時に覚えておいてほしいことは、複合機を選ぶ基準について何を重視するかです。

最初に決めてほしいことは、写真を印刷するのが多いのか、文書印刷が多いのかこの二つです。次にCDのレーベル印刷は行うのか、wi‐fi接続は必要なのか、A4以上のサイズを使う場合はあるのか。これだけで大方の機種が決まります。

次は、維持する上でインクコストがどうなのか?インクは個別交換型、一体型?印刷速度は早いのか?等の使い勝手を、決めていくと希望の一台はすぐに見つかります。プリンタ自体も機械は安価なのにインクが高価な機種や、ある機種は高価だけど、使用者が多い機種のため、インクはセールで安価になる等の製品があります。また、コピー機や複合機をリースすることも可能です。購入するかリースをするかで費用も変わってくるので、そこも念頭に入れておきましょう。