印刷

次に印刷は複合機としての本業ともいえる作業です。今は家庭用の複合機はそのほとんどがインクジェットという印刷方式を採用しています。インクジェットはその名の通り、液体インクをノズルから用紙に吹き付けて印刷しています。昔の印刷はノズルが荒くとても写真などは印刷できませんでした。複合機は受け取った画像をいかに細かく印刷できるかで性能の良しあしが決まります。その性能は「ヘッド」と呼ばれる部分で決まっています。

今は技術が進み、1兆分の1という意味のピコサイズまでノズルが細かくなり、簡単なメンテナンスで良いインクジェット方式が主流になりつつあります。印刷は綺麗になりますが反面、恐ろしく細かいために、インクが詰まりやすく、長期間使用をしない場合はヘッドクリーニングが必要と言われるのはこの為でもあります。

それでも中には、きれいに印刷できないと言われる方がいますが、用紙にインクを吹き付けるので、いくら高機能な機種を購入しても水分をすぐに吸収できない用紙はにじんでしまい綺麗な印刷にはなりません。インクの水分を吸水する層を持つ「インクジェット専用紙」が表記されている用紙が多種類販売されているのはその為です。

但し家庭用複合機の場合、どのメーカーであれ発売後5年経過した製品は修理不能とされています。5年経過後はインク、用紙以外の消耗品は生産されませんので、ほぼ使い捨てとなります。高耐久な事務用大型カラーレーザーは定期メンテナンスと、高額な部品交換が定期に必要で耐久性は良いのですが、購入価格、インクの価格が軒並み高額なため企業向けとなっています。